TAKUTO YOSHINO

読んだ、見た、読み返した本。

少しずつ暑さも和らぎ、秋を感じ始めました。秋といえば読書。これを機に、今までに読んだり見た本の中から、個人的にオススメのものを毎月ピックアップして、所感含めて紹介していきたいと思います。

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則

社内政治や体制変革に時間を取られたり、各メンバーの能力値ギャップ、個人的な成長時間を持てない多忙状態など、組織にありがちな事情に違和感を感じる人にとっては良い本です。「有能な人でも、無用な人は雇わない」「経験年数は意味がない。半年の経験と六年の経験は大差ない。本当の差は、応募者自身の熱意や個性、知性に表れる。」など、規模を追うのは本質的ではなく、特に採用においてはマインドや能力値の基準値設定が世界共通で重要のようです。それぞれの人に合った、幸せな企業が増えるといいなー。

ウラからのぞけばオモテが見える (佐藤オオキ/nendo・10の思考法と行動術)

デザイナー佐藤オオキさんの本。アイデアを出す上で日常から意識した考え方や視点について書かれていて、デザイナーでなくとも有用です。視点が独特で気づきが多い。佐藤さんのビジネスマンや経営者としての考え方は多くのデザイナーより何段も上のレイヤーにあると僕は感じていて、特に「100点ではなくとも70点以上のアイデアを捻出し続けられるシステムを構築すること」という発言には、社会にデザイン価値をより広める上でとても重要な志向だなと、共感しています。ミラノに行きたい…

1分間コトラー 顧客を虜にする戦略的マーケティング77の原則 (1分間人物シリーズ)

マーケティングの考え方が端的にまとめられていて、学び始めや復習にちょうどいい内容です。ブランディングをする上でマーケティングへの理解は本来必要なものですが、ビジネスマインドを持ったデザイナーが多くないのが日本の実態。より上流での思考が必要とされている時流なので、ビジネスの基礎は広く学んでいたいものです。という僕も復習中^ ^

君に友だちはいらない

タイトルが刺激的、かつ「七人の侍」笑。チームとグループ、どちらで働きたいですか?僕はチームで働きたいです。グループは、一言でいうと馴れ合い。責任の所在は不明確で、ゆるんだ環境に慣れてしまい個人レベルでの成長意欲が低くなりがちです。チーム力って、それぞれが目的意識を持ちながら切磋琢磨して成長していこうとする中で、お互いがそのあり方を認め合うことで、自然と生まれるものだと思っています。「よき友は探すのではなく、ともに働いているなかで作られていく」。ジョゼフキャンベル提唱のヒーローズジャーニーについても述べられていたり、学びの多い本です。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)

ロイヤルアーツオブカレッジのアートコースには世界各国からエリートが集まる。IDEOのデザイン思考しかり、スタンフォードのデザイン思考しかり、10年以上前からこの傾向は出ていて、MBAはビジネスマンにとって過去のもの。デザインを始めた頃にこの事実に気づいたのですが、非常に優秀な人たちがデザイン領域に入ってくることは、広告などビジュアル志向のデザイナーにとっては大きな脅威となりそうです。

強さを引き出すブランディング

ロゴ制作から各種ツール展開、店舗デザインなど、ビジュアルとしてのブランディングプロセス事例が多く載っていて、ブランディングデザインのとっかかりとして参考になる本です。「新規ブランド立ち上げ」「商品のリブランディング」「企業や団体のブランディング」など、カバー範囲が広いので結構オススメ。

ワールドトリガー

戦略描写に満ちていてとても面白いです。登場するキャラクターが非常に多くなっていくのですが、漏れなく個性がしっかり描かれているので、好きになるキャラクターが必ず出てくると思います。トリオン体の設定が緊迫感を感じさせないというデメリットな要素があるものの、逆にその設定を戦略に盛り込んでいて、子供にはちょっと難しい意外に大人向けの作品。

Archive